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ランキング商品の気になる感想は?

マタギ列伝(2) [ 矢口高雄 ]のレビューは!?

30代 男性さん
読んでいくうちにマタギになりたくなりました!!

年齢不詳さん
前にも持ってたんですが、また読みたくなりました!

40代 男性さん
突然の展開に驚きました。 事故で失明してしまった三四郎がこれからどうなるのか楽しみです。

年齢不詳さん
主人公・三四郎の育ての親の回想話を中心に、各種伏線というかメインとなる登場人物のストーリーが語られます。ちょっとメロドラマ調。 これは私が女だから感じたことかもしれませんが、昔のマンガって「あるべき男女」に対しての視線がすごく一方的で押し付けがましいなーというものがあって、小さい頃から読んでていちいち「ひどい…」と思うことが多かった。で、そういうマンガを読むときはそういう女性観は無視して読むようにしてました。自分の中の男目線で読むというか。 「マタギ列伝」も男の世界ど真ん中な話(女人禁制文化もあるし)ゆえ、そのつもりで読み始めてたんですが…全然、やな感じがしない。この巻には山中での性犯罪が出てくるんですが、後日譚含めた視線が一方的ではなく、被害者の行動とか加害者の後悔のあり方がどちらもしっかり描写されている。女性に限った話でなく、全ての「弱きもの」への視点がやさしい。自然は弱肉強食の世界だけど、弱者の効能とか強者が持つべき寛容へも視点が及んでいるのがすごい。 のち三四郎の妻となる女性の、妻となった後の献身ぶりも「かくあるべき」という書かれ方ではなく「きっと土着的な家族ってものとか嫁って存在に憧れてたんだろうな、この子」「これだけ良い男と結婚して姑もいなければ…つーかダンナが人格者だし逞しけりゃこうなるよなー」と理解できるだけにすんなり読めました。 難しいこと抜きで面白いんですが、こういう見方でも楽しめる作品です。